イーハトーブ紀行・浄土ヶ浜


先週、10数年ぶりに岩手・宮古市にでかけました、

その時は、牛を野に放って自然のままに飼育する、山地酪農を実践している、岩泉町の中洞正さんの事務所に遊びに行って、おはなしをうかがいました。ただ、ああ、海を見たかったな~と、海を見ないで帰ったのが残念でした(^_-)-☆


牛の自然な姿、母と子の寄り添う姿、彼らはいつものんびりしていて平和です。
岩手を移動していて、なにより心がつらくなるのが、きっと近くにあるのでしょう、あの牛舎から漂ってくるにおいです。


草原の、自然な姿の牛を見て欲しい、なんてのびのびとしてこの世界に平和の種を醸し出しているのでしょう。身動きの取れない牛舎に固定される悲しみのにおいに、わたしは苦しくなって、祈りの気持ちになります。

そういうわたしも、今日はたまにいただく生クリームを添えてあるビスケットを食べている、という現実、それがわたしの2017年です。

思わず少し脱線してしまいました。中洞牧場でのすばらしい体験は、ぜひいつか共有したい、たいせつなお話しでした。心で聞いてくださる方がいるといいな(^-^)


この日はしっとり雨でした。それでも、ここは不思議とやわらかい空気を産む場所でした。


震災では、たくさんのものが流れて来たそうです。この地の方も、ボランティアさんも、この地も、たくさんのことを教えてくださいました。ほんとうにありがとう・・・うつくしい心。助け合いの心。


少し山道を登ると、松林の中から、ひよっこり、浄土ヶ浜がこれまた味わい深くてきれいでした。
ここは、深い澄んだディープ・ブルーの輝きが、海にあるんです。

近くの岩泉・龍泉洞も、ディープブルーの清水が輝く洞窟だったなあ、と思い出しました。
浄土ヶ浜には、青の洞窟、というのもあるんですってね。

行ってみたかったのだけど、雨でした。小さな数人乗りの船でいくのだそうです。


それでも、雨、というのは、花々の、植物達のうれしいドレスかも。

透明な雨を浴びてまとったみなさんは、しっとり静かに輝きをましているようにみえるのでした。雨は月の光にも似てるのかな。


そして、このうえなく頑健そうな岩に根を張って、しろい花びらをひろげる浜菊は、

あなたの場所で咲くのです
心を決めれば、どんな場所でも咲けるのです


そう、教えてくれるような花でした。

やさしい野生時間 ~ Mother Earth レター

書いている人:菊地 幸子 Nurse・保健師・植物系いのちのセラピスト/ 花や自然、食と農をいかしたヘルスケア活動、はなナース準備中。