内なる野生と直感

もう一昨年の事です。

保健師の仕事で、都内にある企業に出かけて
健康診断後の健康相談を担当しました。
それは、一日で終了する仕事でしたが、その前年も参加していて2度目のお仕事でした。


その会社は門前仲町にあり、深川不動尊の前を通るので、
ランチの後にお参りして、午後の仕事に戻ったんですね。


そうして午後の相談の合間に、記録をつけながら一息ついていると、ふと、

「企業の保健師として働こう!」

何の前触れも根拠もなく、
突然強く短くそう思った自分に、はっ!としました。

わたしはそれまで企業の保健師として2年間働いたことがありましたが、
勉強にはなったけれど、もう現代社会真っただ中のような
都会のビジネスパーソンが対象の健康支援は、
基本的に自分の性質に合わないし、
もう経験して得ることはえたのだから、
もう二度とこの仕事をすることはないだろう・・・


そうはっきり思っていて、いつも保健師仲間に口にしていたのです。


なので、本当に何の前触れの思考もなく、
そんなことを思った自分に、「!!」←こんな感じでした。



でも分かってたんです。
これはいわゆる、わたし自身の野生の天啓をキャッチしたんだ、と。

これまでの人生でも、
はっきりしたのは数える程度でしたけれど、確かに経験していました。
そしてそれは、一見突拍子もないことだったりするんだよねーー、
っていうのも、すでに経験済みだったのです。


ですからこの時も、善は急げ、とフリーで働ける余白を残しつつ、
さらにこれまでよりもちょっとだけステップアップ出来そうな、
派遣保健師の仕事を早速見つけて、一か月くらいの間に応募して、
応募から面接までは少し時間がありましたが、面接、採用・・・
トントン進みました。


面接のときには、「ここで働きたい」そう本当に強く思って、
すごく前途洋々な気持ちで帰った思い出があります。


いまとなれば、
何であの時そんなふうに思ったのかは分からないですけれど(笑
「ぜひ来ていただきたいとのことです」と担当者から聞いたときに、
しばらくの間、これまでで一番うれしかったーー
なんて思ったくらいです。

ここまでその後は、美しいことばかりの分けはなく、
途方にくれたり、拳を振り上げそうになったり、
初めのあれはなんだったのよ?
と思うようなことが続きましたが、先日、卒業の時がやってきました。


ここでわたしが得たのは、職場からの仕事への最高の評価・・・というよりも

謙虚であること、そしてここでは私が健康プロジェクトのリーダーではありません。
ここではたった一人の保健師で、健康支援の専門職である、
というプロとしてのプライドはいつも忘れませんでしたが、派遣で来ている身です。
立ち位置に合わせて、振る舞いを考慮すること。



人は人、自分は自分。ネガティブな思いがやってきても、極力影響されないこと。
そんな中でも、自分の意見はいつどんな時でも相手に分かりやすく伝えていくこと。
大事なことはもくもく、こつこつと続けること、

という、
40代を過ぎてから身に付けるのは、ちょっとしんどそうなものばかり。


それでも、またこれから勉強を続けていきたい、
そしてやっと保健師10年目に入ろうとする、
やや遅出のわたしにとって、
これから必要不可欠ともいえる社会姿勢訓練が出来たようです。



社会性が優れているですとか、縦社会対応ばっちり、
とかいう人ではぜんぜんなかったので、
おおざっぱに言えば、まあ、これで応用編ぐらいまでオッケーね、
それじゃあ卒業ね、
という感じかもしれません。

ということで、内なる野生の天啓をとらえて、
初めにワクワクしたのとはちょっと違ったけれど
結果として目標達成!

ということで、自分からSachikoさんへ、最大の評価を贈ります(^^)/
素晴らしい!
こんなに難しくてややこしい仕事をこなしたあなたに感謝します(*^_^*)
って感じで。



こんな一昨年の話題を例にして、
今回は「野生の天啓」、
というか、どこからか突然舞いこむ明確な直感には、
自分に必要な道が示されているようですよ。


というお話しでした。

誰もが持っている内なる自然、内なる野生のシグナル、
ぜひナイスキャッチ➤そして行動していきたいですね。

今夜は皆既月食ですってね。

明日も豊かな一日でありますように!
Sachio

やさしい野生時間 ~ Mother Earth レター

書いている人:菊地 幸子 Nurse・保健師・植物系いのちのセラピスト/ 花や自然、食と農をいかしたヘルスケア活動、はなナース準備中。